2018年5月29日火曜日

秘密儀軌ツアー  七ー26ーe5

 五巡目の五
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 ニュージーランドからナポレオンを救い出したあと、彼の拠点探しが改めて検討されることになり、各地の担当者の意見交換と現場調整が進められていった。普通の拠点ではとても扱えないので、仕組みの戦士で構成されている赤城山がふさわしいのではないかとの意見に傾くのだったが、赤城山は四十九日の施設はないので無理だということになった。
 それでは富士山のどこかに置くしかないが、佐田がいないことにはどうにもならないということで困っていたところ、佐田の私有地で預かろうということになった。河口湖の浅間神社の裏の山の手に、以前からの佐田の幽界の私有地が残されていたし、そこでは四十九日の扱いもできるということだったので、やっとそちらで再調整されることになっていったのだった。
 そうしてナポレオンの新しい拠点が決定され、下から上まで二十五段階の導師と、総合先導役の佐田が二十六番目の導師として正式に付くことが要請された。そして落ちたミタマのレベルを上げるための再調整が赤城山で行われることになった。滝行と剣術、そして読書会の三つで構成された特別調整であった。



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2018年5月25日金曜日

秘密儀軌ツアー  七ー26ーe4

 四巡目の五
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 ふりがな付きの『子神たち』(佐田の著書)を手渡されたナポレオンは、赤城山の寝室で一人になると、それを読み始めるのだった。そして朝まで読み続けていたが、三分の二ほど読んだところで、赤城山の朝の鍛錬の時間がきてしまったのだった。赤城山の上のほうに小さな滝があり、そこで彼らは毎日禊をしているのだという。
 そこは体制側の佐郷屋組とも共同の滝場であるため、交代で使われることになっているとのことであったが、その日はナポレオンが入るということで、大勢の役人たちがやってきていた。彼らだけが使う小さな滝であるために、一名ずつ交代で入るしかないその滝に、ナポレオンが入る順番がきた。初めての滝で何が起きるかわからないので、佐田に対応してほしいという依頼があったので、自宅からの瞑想調整をして彼を滝に入れたのだった。その滝行で彼のミタマは構造界の七合目まで上がっていった。潜在的な何かがなければ考えられないレベルであった。
 そのあとピレネーに帰ったナポレオンは、図書室で『子神たち』の残りを一気に読み終えて、眠りに入ったのだった。


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2018年5月23日水曜日

秘密儀軌ツアー  七ー26ーe3

 三巡目の五
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 月例会から自宅に帰り、食事をして酒の入った数時間の眠りのあと、夜中に起こされてナポレオンと対応することになった。こちらが車の中で確認したことの内容を知りたいとのことだったので、まだ確かなことではないが、ナポレオンは六台のヘラクレスではないのか、そういう思いを語ったのであるが、そこで矛盾に気がついた。
 彼は太陽系の元宇宙に所属していることを忘れていたのである。しかしそれに関しては、元宇宙だってアーサー王宇宙の五千億の一つだろうとのこと。そのことを指摘したのは徳川吉宗大神、つまりはアーサー王宇宙のスサノヲだったのである。
 なるほど、それでいいのか。となるとナポレオンは元宇宙の今までの過去のどこかで代表として立っていることになる。そして潰されている。取り付いている鬼はその後腐れではないのか? ナポレオンはいつだってそうだという声も聞こえてくる。そうしたことを話すと、彼は涙ぐむのだという。


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2018年5月22日火曜日

秘密儀軌ツアー  七ー26ーe2

 二巡目の五
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 ピレネーに帰ったナポレオンは、仕組みの剣を使いこなそうとするのだけれども、重くて持ちきれないらしい。仕組みの剣を使いこなすためには、仕組みを理解しなければ無理なので、佐田の著書を読むようにと勧めたのであるが、なかなか読もうとはしない。何度もそういうことが繰り返されたあと、彼は日本語は話せても字が読めないということがわかっていったのだった。そしてそれは日本語ばかりではなく、フランス語の文章も読めない文盲だったのである。
 何度も無限回帰をしてきた彼なら、仕組み語である日本語の読み書きなどできていなくてはならない。ちょっと信じられないことであったけれども、何かが変なのである。書類などは周りの者に扱わせれば何とかなるので、生前はそこらあたりうまく按配していたらしい。しかしそれでは仕組みに対する理解を深めることができない。
 少し勉強すればそれほど難しいことではないと思われるのであるが、彼はそれを拒絶するのである。必要ないと考えているらしい。無理にそこらあたりを突っ込むと怒り出して始末に負えないので、結局うやむやにされてしまうとのことだった。導師方も怒る彼におびえてしまって、結局は彼の意向に従うしかないということになっているようであった。



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2018年5月18日金曜日

秘密儀軌ツアー  七ー26ーe

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 海王星と火星の仏界から帰ってきたナポレオンは、毛嫌いするような感覚で仏界を無視しようとするので、なぜなのかと聞いてみると、気持ちの悪いものがたくさんいるので嫌だと言う。霊界にはいなかったのかと問うと、霊界にも変なものがいることはいたのだと言う。それでも霊界ならいいのかと問うと、いいと言う。それは変ではないかということで、改めて求道初心者への講義をすることになった。
 つまり霊界は植物コース、仏界は動物コース、そして神界は人間コースで、生命進化のコースがそれぞれ違うのだと。そしてナポレオンの場合は神界コース、つまり人間が神へと進化していくコースに所属しているのだと。そして神に進化する気があるかと問うと、あるとの答え。
 それで安心したのであるが、人間の場合も下に降りると化け物のような生き物がウジョウジョいるから、今度は月へ行ってみなさい。そう言ったのであるが、導師がその前に上の仏界に行くべきであるとのことで、太陽にある特別仏界に行くこととなったのだった。そこはレベルが高いので気に入ったらしく、しばらく滞在するのだという。といっても三十時間ほどだということではあったが。



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